ジスロマックは膠原病の発熱時や淋菌の治療に用いる

膠原病は、複数の臓器や血管、皮膚、筋肉、関節などに炎症を引き起こし機能障害などが見られる疾患群の総称であり、女性に多く見られる疾患群です。 膠原病は、現在も明確な発症起因は解明されていませんが、第6染色体短腕上に存在する主要組織適合遺伝子複合体であるHLAと呼ばれるヒト白血球型抗原が関与しているとされ、一部の膠原病では遺伝的な要因が発症起因と考えられていますが、風邪やウイルス感染症、紫外線などの環境因子も発症に大きな影響を与えていると考えられています。 共通徴候としては、寒冷刺激や精神的緊張により手足の末梢の小動脈が収縮し、手や足の指の皮膚の色が蒼白や暗紫になったり、冷感や痺れ、痛みなどがあらわれるレイノー現象があります。 治療としては、副腎皮質ステロイドを中心とする免疫抑制剤やTNFα阻害薬が用いられていますが、副腎皮質ステロイド剤の服用により体温が上がり難くなり、微熱でもかなりの高熱が出ている状態と変わり無いので、この場合には抗生物質ジスロマックが投与されるケースがあります。 ジスロマックは、淋菌や細菌細胞内で蛋白鎖の伸長を阻害する事で細菌の増殖を阻害する作用や抗炎症作用、活性酸素産生抑制作用があります。 ジスロマックは、抗生物質なので真菌のクラミジアや淋菌の淋病などに対しては非常に有効ですが、ヘルペスウイルスやヒト免疫不全ウイルスなどにはほとんど効果がないとされ、扁桃炎やリンパ節炎、尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患などの治療に投与されています。 淋菌は、性行為やオーラルセックス、性行類似行為により感染する性行為感染症であり、稀に胎盤を通る血液から感染する経胎盤感染と産道感染を引き起こします。
Read More